産業廃棄物の排出状況の実態とは?

2026.06.23
廃棄物処理法 排出状況 統計 不法投棄

今回は、日本の産業廃棄物の排出状況について、最新のデータをもとにご紹介します。日本の産業廃棄物はどのくらい排出されていて、どのように処理されているのでしょうか。

令和元年度の排出量

産業廃棄物の年間排出量は、なんと約4億トンにものぼります。そのうち約半分は再利用されています。

図: 産業廃棄物の処理フロー図

処理方法別の排出量推移

図: 産業廃棄物処理方法別排出量推移グラフ

排出量の特徴

[図: 産業廃棄物排出量グラフ]
[図: 産業廃棄物排出量内訳グラフ]

令和4年度事業 産業廃棄物排出・処理状況調査報告書(令和3年度速報値)

最終処分場の状況

[図: 最終処分場に関するグラフ]

産業廃棄物処理施設の設置、産業廃棄物処理業の許可等に関する状況(令和3年度実績等)

過去の大規模不法投棄事件

香川県豊島

平成2年、香川県豊島で大規模な不法投棄が発覚しました。

青森・岩手県境

平成11年、青森・岩手県境で東京ドーム約6個分(27ha)に及ぶ約87万m³の廃棄物が不法投棄されました。

岐阜市椿洞

平成16年、岐阜県岐阜市で不法投棄事件が発生しました。

不法投棄の現状

[図: 不法投棄量の推移グラフ]

残存件数・残存量

環境省では、10t以上の不法投棄事案で支障除去措置が完了していないものを「残存」としています。

残存件数残存量
H30年度末2,656件1,561万t
現に支障が生じているもの
生じるおそれのあるもの
103件693万t

産業廃棄物の不法投棄等の状況(令和3年度)

まとめ

日本の産業廃棄物の総排出量は減少傾向にあり、再生利用量は増加しています。最終処分量は大幅に減少し、不法投棄も減少傾向にあるものの、残存している事案はまだ多く、引き続き適正な処理が求められています。

参考情報

環境省「産業廃棄物排出・処理状況調査報告書」